あんしん財団に加入していれば第三者倍賞責任保険に加入できる

工事中に通行人の人にケガを負わせてしまった。しっかりと現場管理を行わなかったことで、子どもが作業現場内に入り込んでしまい、ケガをしてしまった。このような工事中に第三者に対して与えてしまった損害に対する備えとして、あんしん財団に加入している会員事業者であれば、第三者倍賞責任保険に加入できるそうです。あんしん財団の第三者倍賞責任保険とはどのようなものなのか、建設関連業種の方にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

あんしん財団の第三者倍賞責任保険は、請負業者賠償責任保険とも言われます。元請工事、下請工事の区別なく、保険期間中に施工するすべての工事を対象とする賠償保険になっているそうです。保険期間内であれば、異なる個別の工事でも補償を受けることが出来るため、個別の工事に保険を掛ける手間や費用をかける必要がないそうです。さらに、生産物賠償特約を付けることで、工事引き渡し後の事故によって、法律上建設関連事業主が責任を負わなければならない賠償責任についても、保険期間内であれば保険金の支払いを受けることができるそうです。工事自体があんしん財団の第三者賠償保険に加入している期間よりも前に行われた場合でも、事故発生時が保険期間であれば、保険金の支払いを受けられるそうです。

あんしん財団はもともと中小企業や個人事業主向けの保険サービス事業などを行っている団体ということもあり、中小企業や個人事業者が加入しやすい保険商品の取り扱いをしています。第三者倍賞責任保険においても、あんしん財団では年間保険料が8万円以上の場合には通常一括払いの保険料を4回払いにすることが可能になっています。業種や年間完工高によって保険料が変わるため、加入事業所の規模にあった保険料で加入できそうです。

あんしん財団が募集をしている第三者倍賞責任保険で支払われる保険金は、ケガを負ってしまった方に対しては治療費や休業損失、慰謝料などの損害賠償金。物品に対しては修理費や再調達費用などの損害賠償金をはじめ、被害者に対する応急手当や緊急処置に関わる費用も支払われます。万が一訴訟になってしまった場合の訴訟費用や弁護士費用についても受け取ることができるそうです。

不慮の事故は起こそうと思って起こすものではありません。あらかじめ備えをしておくことで、安心して現場での作業が行えます。あんしん財団加入事業者だけが加入できるお得な保険になっているそうです。